つい最近、手を伸ばせば届く小さな水槽で・・・
休息が必要だった。絶体絶命の窮地に立たされるも帝国軍が誇る究極兵器エロモ・スターを破壊した反乱同盟軍。手に汗握る展開と劇的な勝利に沸いた反乱軍であったがそれに伴うダメージも甚大であった。
被害の修復作業と艦隊の英気を養うため反乱軍はコロンビア南東部ミトゥイーンにある秘密基地に集結した。ルーク・スカイウォーター率いる自由の戦士たちは久しぶりに穏やかな時の流れを感じていた。
被害の修復作業と艦隊の英気を養うため反乱軍はコロンビア南東部ミトゥイーンにある秘密基地に集結した。ルーク・スカイウォーター率いる自由の戦士たちは久しぶりに穏やかな時の流れを感じていた。
- お知らせ -
フェイスブックに『ヘンダイ評議会』というコミュニティページを作成しました。
ヘンダイのみが集う場ではなく、これからヘンダイを目指したい方、アピストを飼育したいけど一歩が踏み出せない方にも気軽にご参加いただける場です。
メンバー登録しないとコンテンツを見ることができませんが、皆さんが飼育しているご自慢のアピストの写真・動画や情報を共有したり、飼育に関する質問や相談などを通じてアピスト飼育の更なる高みを目指す基盤作りだったり雰囲気作りに役立てば嬉しいです。
フェイスブックのアカウントをお持ちの方は是非ご参加ください!
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秘密基地ミトゥイーン
ミトゥイーンはほぼ赤道直下に位置する。気候は一年を通して安定しており、雨季と乾季が繰り返されるが日本の四季のような大きな気候の変化はない。また緯度が低いため日の出・日の入り時間も一定していて昼と夜の時間が一年を通してほぼ同じ12時間である。
アピストグラマの生息地は、ブラジル・コロンビア・ペルー・ベネズエラ・エクアドル・ボリビア等広範囲に及ぶが、いずれの生息地もほぼ赤道直下に位置しており同じような気候に生息している。
アピストグラマの生息地は、ブラジル・コロンビア・ペルー・ベネズエラ・エクアドル・ボリビア等広範囲に及ぶが、いずれの生息地もほぼ赤道直下に位置しており同じような気候に生息している。
ライトサイドとダークサイド
AWにおける"ダークサイドに堕ちる"とは『妬み嫉みの思いが次第に怒りに変わりその感情に支配されてしまうこと』を意味するが、ここではアクアリウムにおけるライトサイド(光明面)とダークサイド(暗黒面)について考える。つまり照明のONとOFFである。
生息地での昼の陽ざしの強さは言うまでもないだろう。
夜は多少の月明りがあるが熱帯雨林に囲まれた小川の水中にまで届く光はほぼ無い。更にアピストなど小型の魚は頭上に障害物がある場所を好むので彼らに見える物は漆黒の闇だけだ。
日没から夜明けまでの少なくとも10時間はこのような真っ暗な環境で動かずに時間を過ごしている。その間連続で睡眠しているわけではなく、周りを警戒しながら寝たり起きたりの短い睡眠を繰り返しているようだ。
このように生息地では規則正しいメリハリのある明と暗が繰り返されているが、飼育環境での明と暗はどうだろうか?
ほとんどがアクアリウム用の照明機器を使用し、中にはタイマー管理して規則正しく明と暗を再現しているヘンダイやパタワンが多いのではないだろうか。飼育環境下での照明の点灯時間は、コケの繁殖防止なども考慮して6~9時間程度が良いだろう。それ以外の時間帯は真っ暗な環境にするのがベストだ。
生息地での昼の陽ざしの強さは言うまでもないだろう。
夜は多少の月明りがあるが熱帯雨林に囲まれた小川の水中にまで届く光はほぼ無い。更にアピストなど小型の魚は頭上に障害物がある場所を好むので彼らに見える物は漆黒の闇だけだ。
日没から夜明けまでの少なくとも10時間はこのような真っ暗な環境で動かずに時間を過ごしている。その間連続で睡眠しているわけではなく、周りを警戒しながら寝たり起きたりの短い睡眠を繰り返しているようだ。
このように生息地では規則正しいメリハリのある明と暗が繰り返されているが、飼育環境での明と暗はどうだろうか?
ほとんどがアクアリウム用の照明機器を使用し、中にはタイマー管理して規則正しく明と暗を再現しているヘンダイやパタワンが多いのではないだろうか。飼育環境下での照明の点灯時間は、コケの繁殖防止なども考慮して6~9時間程度が良いだろう。それ以外の時間帯は真っ暗な環境にするのがベストだ。
光と体内リズム
光は生物が生きていく上で必要不可欠な要素である(特殊な環境に生息する一部の生体を除く)。変わることない24時間という周期に体内リズムを同調させていて、光がそのリズムに大きな影響を与えているからだ。
アクアリウム用の照明というと最近はLEDライトが主流になりつつある。水草育成に特化したライトや、色温度を変化させることにより太陽光に似せたり生体の色を鮮明に見せたりとその種類は様々だ。
アピストの綺麗な体色を楽しむには蛍光灯の光が一番馴染む感はあるが、アピスト自身は光の強さや色温度を気にしたりストレスを感じている様子は窺えない。
アクアリウム用の照明というと最近はLEDライトが主流になりつつある。水草育成に特化したライトや、色温度を変化させることにより太陽光に似せたり生体の色を鮮明に見せたりとその種類は様々だ。
アピストの綺麗な体色を楽しむには蛍光灯の光が一番馴染む感はあるが、アピスト自身は光の強さや色温度を気にしたりストレスを感じている様子は窺えない。
寝る子は育つ
睡眠はあらゆる生物にとって重要だ。
レム睡眠中に夢を見ながら脳では記憶の整理をしている。とある研究によると魚類もレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返しているようだ。夢を見ているのかどうかは定かではないが。
また睡眠は成長に関しても重要なファクターとなる。明るい時間帯は摂食して体内に栄養を蓄え、睡眠中に成長ホルモンを分泌させて成長する。
水草も同様に明るい時間帯は光合成により栄養を蓄えて夜間に生長する。水草水槽を管理しているなら朝になって水草の急激な生長に驚いたなんて経験が何度かあるはずだ。
レム睡眠中に夢を見ながら脳では記憶の整理をしている。とある研究によると魚類もレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返しているようだ。夢を見ているのかどうかは定かではないが。
また睡眠は成長に関しても重要なファクターとなる。明るい時間帯は摂食して体内に栄養を蓄え、睡眠中に成長ホルモンを分泌させて成長する。
水草も同様に明るい時間帯は光合成により栄養を蓄えて夜間に生長する。水草水槽を管理しているなら朝になって水草の急激な生長に驚いたなんて経験が何度かあるはずだ。
明かりはストレスになり得る
アピストが照明に関してストレスを感じてるとしたら、照明が点灯している時間よりも消灯している時間だろう。
もし現在管理している飼育環境にて生息地と同じような漆黒の闇を12時間以上与えられていなかったり、点灯・消灯時間が不規則ならばアピストにストレスを与えて次のような悪影響を及ぼしている可能性がある。
特に気を付けたいのは④だ。小さな水槽内では例えペアであったとしても縄張り争いが絶えないのがシクリッド。
例えば・・・
ある弱者は照明点灯時には強者から身を隠し目の前に流れてきたブラインシュリンプのみを摂食して食い繋いでいる。消灯時は狭いスポンジ裏ではなくせめて床がある落ち着いた場所でゆっくり休みたいのに、薄明かりのせいで消灯時も身の安全を考え強者の存在を常に意識しなければならない。結果として、睡眠時間はなく体力の回復もままならずストレスが溜まりに溜まっていく。
一方の強者も消灯時なのに薄明かりのせいでチョットした相手の動きが気になって攻撃を続けてしまう。結果として、強者も寝不足に陥る。
といったケースが考えられるのだ。
もし現在管理している飼育環境にて生息地と同じような漆黒の闇を12時間以上与えられていなかったり、点灯・消灯時間が不規則ならばアピストにストレスを与えて次のような悪影響を及ぼしている可能性がある。
充分な睡眠をとれず消化や成長に支障をきたしている。
体内リズムが狂いホルモンの分泌に支障をきたしている。
成長ホルモンや睡眠ホルモン(メラトニン)など。
本来の綺麗な体色ではなく何となくくすんだ体色になっている。
①②にも関連するが、常に光を感じているので発色機能に支障をきたしている可能性がある。
DVを受けている場合それに対抗する体力の回復が見込めない。
魚眼レンズと言われるように集光能力に長ける魚類の視力は思いのほか良い。消灯時であっても極僅かな光を頼りに相手の居場所を特定してDVを繰り返している可能性が高い。
水草が徒長したり縦伸びする。
僅かな光を求めて上へ上へと伸び、這わせたい下草が縦伸びしてしまう。
微かな光でも生長するコケがガラス面に蔓延る。
特に気を付けたいのは④だ。小さな水槽内では例えペアであったとしても縄張り争いが絶えないのがシクリッド。
例えば・・・
ある弱者は照明点灯時には強者から身を隠し目の前に流れてきたブラインシュリンプのみを摂食して食い繋いでいる。消灯時は狭いスポンジ裏ではなくせめて床がある落ち着いた場所でゆっくり休みたいのに、薄明かりのせいで消灯時も身の安全を考え強者の存在を常に意識しなければならない。結果として、睡眠時間はなく体力の回復もままならずストレスが溜まりに溜まっていく。
一方の強者も消灯時なのに薄明かりのせいでチョットした相手の動きが気になって攻撃を続けてしまう。結果として、強者も寝不足に陥る。
といったケースが考えられるのだ。
漆黒の闇をつくる
アクアリウム用の照明と言えば点灯時の光の強弱や色温度などに着目しがちであるが、点灯時よりも消灯時の環境づくりの方が重要だということがお判りいただけるはずだ。
避難場所の隠れ家をいくつも用意しても気に入って使う隠れ家はせいぜい1個か2個である。消灯後にそのお気に入りの隠れ家でゆっくり休ませるためにも漆黒の闇の時間を充分確保してあげるべきだろう。
このような環境づくりに一番適しているのは専用の水槽部屋を確保し、外光が入らないように雨戸を絞めたり徹底的に窓の目隠しをすることだ。
しかし相当年期の入ったヘンダイでも水槽部屋まで用意するのは物理的に難しいことが多い。このような場合は黒いプラダンなどを用意して水槽丸ごと囲ってしまったり、APAP台の窓枠の大きさに合わせてカットしたプラダンで遮光するなど工夫してほしい。
仕事等の関係で夜間のみ照明を点灯するヘンダイやパタワンが多いことだろう。この場合昼間の遮光には充分気を遣う必要がある。
避難場所の隠れ家をいくつも用意しても気に入って使う隠れ家はせいぜい1個か2個である。消灯後にそのお気に入りの隠れ家でゆっくり休ませるためにも漆黒の闇の時間を充分確保してあげるべきだろう。
このような環境づくりに一番適しているのは専用の水槽部屋を確保し、外光が入らないように雨戸を絞めたり徹底的に窓の目隠しをすることだ。
しかし相当年期の入ったヘンダイでも水槽部屋まで用意するのは物理的に難しいことが多い。このような場合は黒いプラダンなどを用意して水槽丸ごと囲ってしまったり、APAP台の窓枠の大きさに合わせてカットしたプラダンで遮光するなど工夫してほしい。
仕事等の関係で夜間のみ照明を点灯するヘンダイやパタワンが多いことだろう。この場合昼間の遮光には充分気を遣う必要がある。
例外的に使う常夜灯
「折角産卵したのに一夜明けたら卵が無くなっていた」とか「浮上間近だったのに稚魚が突然居なくなった」というのは多くのヘンダイが経験しているはずだ。
この理由についてはハッキリ分からないが、照明の点灯や消灯のタイミングで親魚がパニックに陥って食卵や食仔に至ってしまう事もあるようだ。
このように食卵を繰り返すペアの場合、産卵から浮上するまでの約一週間、消灯時にもその水槽だけに小さな常夜灯を設置すると食卵を防止できることがある。消灯時も水槽に光を当てて卵を守っているメスが深い睡眠に入らず集中させ続けるのがその目的だ。
食卵を続けるペアにはこの方法を一度試してみても良いだろう。
この理由についてはハッキリ分からないが、照明の点灯や消灯のタイミングで親魚がパニックに陥って食卵や食仔に至ってしまう事もあるようだ。
このように食卵を繰り返すペアの場合、産卵から浮上するまでの約一週間、消灯時にもその水槽だけに小さな常夜灯を設置すると食卵を防止できることがある。消灯時も水槽に光を当てて卵を守っているメスが深い睡眠に入らず集中させ続けるのがその目的だ。
食卵を続けるペアにはこの方法を一度試してみても良いだろう。
紫外線の効果
人類には認識できない紫外線だが魚類にとっては可視光線だ。
この紫外線による体色の変化だったり、紫外線を同じ種族や雌雄の識別に利用しているのでは?と個人的に追求したことがあったが結論は出なかった。
しかしある有名な学者が魚類の紫外線の利用方法について研究しており、間もなく研究結果が出ようとしている。その内容には紫外線を使ったアピストの雌雄識別についても含まれているようなので発表が待ち遠しい。
この紫外線による体色の変化だったり、紫外線を同じ種族や雌雄の識別に利用しているのでは?と個人的に追求したことがあったが結論は出なかった。
しかしある有名な学者が魚類の紫外線の利用方法について研究しており、間もなく研究結果が出ようとしている。その内容には紫外線を使ったアピストの雌雄識別についても含まれているようなので発表が待ち遠しい。
探査ドロイド
その頃ミトゥイーンの秘密基地に重大な危機が迫っていた。
若きヘンダイ、ルーク・スカイウォーターを捜すことに執念を燃やす帝国軍が無数の探査ドロイドを全域にくまなく放ち、そのうちの一機がミトゥイーンの秘密基地を見つけたのだ。
こうして反乱軍の束の間の休息は終わりを告げたのだった。
若きヘンダイ、ルーク・スカイウォーターを捜すことに執念を燃やす帝国軍が無数の探査ドロイドを全域にくまなく放ち、そのうちの一機がミトゥイーンの秘密基地を見つけたのだ。
こうして反乱軍の束の間の休息は終わりを告げたのだった。
バクテリアと共にあらんことを!
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そしてこれを書いた人のキャラもフィクションです。
掲載内容については、私の知識や経験を基に書いているため必ずしも正しいとは限りません。