アピストグラマをもっと知りたい。気付いたら嵌っていたドワーフシクリッドの飼育記録を綴ったブログです。

2019年12月31日火曜日

続トリアピ

はいどもみなさんこんちは。

『歳を重ねるごとに涙もろくなるのは本当だったw』

SWで涙腺崩壊するのか・・・。チューバッカのあのシーンでワンチャンあるかも(笑)

・・・・・・。

ん?あれ何か違う・・・。

・・・・・・。

令和最初の大晦日を迎え皆様いかがお過ごしでしょうか。

インフルエンザが流行っているようなので体調を整えて新たな年をお迎えください。

・・・・・・。

ん?何かジジ臭くなってしまった(笑)

・・・・・・。

つーかよく考えたら、このブログで冒頭の挨拶なんてしたことなかったな(笑)

どーも、サーセンm(__)m

・・・・・・。

という訳で久しぶりの投稿となりましたが、前回のアップがまだ梅雨だった頃・・・。

いつの間にか夏が過ぎ、秋が終わり、真冬になっていました(^-^;

アピストの方は特に変化はなく相変わらずです。良い意味で。

なので今回も撮りアピ(笑)

Apistogramma cf. norberti
A. cf. norberti

Apistogramma cf. norberti
元祖ビッグマウス(笑)

Apistogramma cf. norberti
カカトゥオイデスグループに近いですが、ノーベルティはカカトゥオイデスグループとは別グループとして分類されています。

とはいえカカトゥオイデスグループとはとても近い種だと思います。

コーダルスポットが離れているのでカカトゥよりもこの種はユルエンに近いのかな?

ノーベルティの大きな特徴として、背鰭後半に大きく丸っぽい黒スポットが入るので簡単に判別は可能ですが、このcf.個体はそれほど大きな黒スポットは目立ちません。

更に一般的なノーベルティの尾鰭がラウンドテールなのに対して、このcf.個体はライヤーテールになるのが大きな特徴で、腹回りもスッキリしているので、口が大きい割にとても上品な種に見えます。

Apistogramma cf. norberti
顔デカっ!(笑)





F1 日本グランプリ
F1 日本グランプリ

F1 日本グランプリ
夏前に長くて重たい望遠レンズを購入し、動きの早い被写体に慣れるために空港やサーキットに通ったのは、久しぶりにF1マシンを写真に収めたかったから。

F1 日本グランプリ
そしてワイドボディになり見栄えが良くなったのと、以前ほどではないが少し音が大きくなって迫力あるエキゾーストノートが聞けるようになったこと。

F1 日本グランプリ
それとホンダの調子が上がってきたことが嬉しかったから。

F1 日本グランプリ
プロカメラマンが撮るようなスローシャッターでアートチックな写真を撮りたかったのですが、まだまだ修行が全然足りていませんでした。

F1 日本グランプリ
しかし久しぶりの聖地、鈴鹿。

残念ながらホンダの大活躍は見れませんでしたがとても気持ち良く観戦できました。


MotoGP 日本グランプリ
そして翌週に茂木で行われたMotoGPにも。

MotoGP 日本グランプリ

MotoGP 日本グランプリ
雨との戦いがあったものの無事にMotoGPも観戦できました。


今年は改元という大きな変化があり、個人的にも激動の年となりとても長く感じた一年となりました。

来年は良い意味での激動の一年になればいいな。

皆様にとっても来年が良い年になることをお祈りしてマウス。


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2019年7月20日土曜日

トリアピ

月, 2019/07/17
撮り鉄ならぬ撮り月(笑)

1969年7月20日、アポロ11号の月着陸船イーグルが静かの海に着陸してから今日でちょうど50年。

50年も前にあそこに人間が立ったんだ~、と先日綺麗な月を見ながら感慨にふけっていました。

さてそれではいつもの撮りアピ!

Apistogramma cf. flabellicauda / Rio Negro, Colombia
A. (cf.) flabellicauda / Rio Negro, Colombia

Apistogramma cf. flabellicauda / Rio Negro, Colombia
実はこのアピスト、4月にコクーン便でコロンビア領のネグロ川産ウアウペシーとして入荷した個体でした。

Apistogramma cf. flabellicauda / Rio Negro, Colombia
それから少しずつ成長し、成長とともに尾鰭の格子柄が無くなってしまいました。

えっ!つーことは・・・、フラベリカウダ???

コクーンの中の人にシテヤラレたか!?

いやいやコクーン便に限ってそんな事は有り得ない!(笑)

しかし同じ疑問を抱えていた人がいました!

ノルウェーのTomCです。

※因みに以前ブックマークしたTomCのサイトが見れなくなった人がいらしたら、URLが変わっていますので下記URLに変更してください。
http://www.tomc.no/page.aspx?pageid=53

しかし流石はTomCです。行動が早い!オリノコ産のフラベリカウダと、今回のネグロ産のフラベリカウダをDNA解析に回したそうです。

DNA解析の結果が既に出ているのか分かりませんが、採集場所がかなり離れていることからTomCは"cf."付きでこのアピストを紹介しています。

Apistogramma cf. flabellicauda / Rio Negro, Colombia
個人的には、採集場所が離れていても外見を見る限りは同じ種だと考えています。

同じ便で入荷したコロンビアで採集されたプッツェールもそうですが、ネグロ川上流とオリノコ川上流のアピストには多くの関連性があるのかもしれないですね。

大昔、その周辺が沼や湿地帯だったのが時の経過とともに河川が形成され、それぞれの川に分かれて独自に進化していった・・・。

もちろん人類が月に降り立った50年前とかという短いスパンではなく、数千年、数万年という気の遠くなるようなスパンで環境に合わせ進化し、例えばディプロとプサモといったブラジル側とコロンビア側に分かれていった種や、この種のように比較的最近別れたと思われる種が居るのかなぁ、と考えると理解し易いと感じています。もちろんあくまで個人的な考えです。

きっと今から50年後には全ての種がキッチリと整理され、『50年前のアピスト界はそんな混沌とした状態だったのか』と話すアピストマニアが居ることでしょう。

まぁ知らんけど。それにその頃は生きて無いし(笑)

因みに、最近入荷しているイサナ産のロートも尾鰭の格子柄が無いですよね?

ウアウペシーとフラベリカウダについては近い将来詳しい調査が行われ、種の枠組みが変更されていくかもしれません。

まぁ難しい話はここまでにして、以上撮りアピでした。

続きまして~

羽田空港

羽田空港

羽田空港

羽田空港

羽田空港
撮りヒコ(笑)

からのぉ~

#19_関口 雄飛, Super Formula Rd.4 FSW Free Practice 1 - Qualyfing

#50_ルーカス・アウアー, Super Formula Rd.4 FSW Free Practice 1 - Qualyfing

#64_アレックス・パロウ, Super Formula Rd.4 FSW Free Practice 1 - Qualyfing

#15_パトリシオ・オワード, Super Formula Rd.4 FSW Free Practice 1 - Qualyfing

#18_小林 可夢偉, Super Formula Rd.4 FSW Free Practice 1 - Qualyfing

#18_小林 可夢偉, Super Formula Rd.4 FSW Free Practice 1 - Qualyfing
撮りエフ(笑)

レンズ沼という新たな沼に直面しています・・・。


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== My Heisei memories ==

Foo Fighters - The Pretender 平成19年(2007)



2019年6月30日日曜日

ひらりひらり

Apistogramma sp. putzer
A. sp. Putzer / Upper Rio Negro, Colombia

Apistogramma sp. putzer
超極上のプッツェールがようやく某ブログで紹介されたので、やっと我が家の一寸極上個体を紹介できます(^-^;

Apistogramma sp. putzer
まだまだ成長途中ですが、各鰭がグイグイと伸びてきました。

先に各鰭が伸びて、その後で体が追いついてくるパターンなのか。

移動する度にひらひらと・・・、泳ぐ時に邪魔になったりしないのか、そもそもそんなに鰭を伸びす必要ある?と疑問に思うこともありますが、裂けたり千切れたりしないようにと願うばかりです。。。

Apistogramma sp. putzer
プッツェールはほぼ全て顎下に隈取りの赤い色素を持っていると思いますが、これだけしっかり出現するのは珍しいのでは?

これが"極上"と言われる所以?(笑)

多分採集場所による環境の違いかと思います。

Apistogramma sp. putzer
このプッツェールはブラジル便ではなく、コロンビア便にて入荷しました。

多分コロンビア便でのプッツェールは初入荷だと思います!

ネグロ川をブラジル側から遡っていくと、ネグロ川本流はやがてブラジル領を超え、コロンビアとベネズエラの国境沿いをしばらく流れ、そしてコロンビアの源流域へと向かいます。

今回のプッツェールがこのネグロ川上流のどのエリアから来たのか詳細な情報はありませんが、コロンビア領で採集されたことは確実です。

となると、時々ブラジル便で来るプッツェールはサンガブリエル近郊。そこからコロンビアとの国境までは最短でも200km以上は確実に離れています。

Apistogramma sp. putzer
大昔、この辺り一帯が平坦な湿地帯で現ブラジルとコロンビア領エリアを自由に往来出来ていた可能性はあるけど、1万年前には現在の流れが形成されていたはずで、アピストが流れに逆らって泳ぐことが出来ないことを考えると、このプッツェールが最上流域に生息するプッツェールと言えるのではないでしょうか。

Apistogramma sp. putzer
赤い隈取りは興奮すると出てきますが、それが長時間になるとやや薄くなってきます。

疲れてしまうのか、高血圧なのか・・・、この辺りのメカニズムはよく分かりません(^-^;

例に漏れずこの種もオスのみ飼育しているので子孫を残すことはしませんが、各鰭を欠損させないように飼育していきたいと思います!


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2019年5月30日木曜日

種の同定と表記の話

Apistogramma flabellicauda
またまたA. flabellicauda

Apistogramma flabellicauda
あまりフィンスプさせないようにして尾鰭の裂けが自然治癒するのを待つつもりでしたが、よく見てみると裂けてからかなり時間が経過しているようで、切り口が既に硬化して自然治癒は期待できないと判断しオペを実施しました。

Apistogramma flabellicauda
さてここからはアピスト種の同定と表記についての話。

厳密な種の同定や表記方法について、あまり興味ないと言う方は適当に読み飛ばしてください(笑)

アピストのDNA解析作業が進むにつれ今後変わってくる可能性がありますが、現在の種の分類は、口や目の下などにある小さな窪み(孔)の数を基に数系統に分け、その配下に複数のグループがあり、そのグループ内にそれぞれの種が登録されています。

種を同定する際に最も重要な要素がメラニン色素で表現された黒い部分です。ラテラルバンド・ラテラルスポット・コーダルスポット・アナルスポット・アブドミナルストライプ(バンド)などがそれに当たります。

鰭の形や大きさ、体色などは販売する際にクラス分けや目利きする重要な要素ではありますが、種の同定に関しては参考程度に留めあまり重要視されていません。それらは成長や環境により常に変化する部分なので同定の際にこれらを重要視すると混乱してしまう可能性があるからです。

学名記載された文書を読んだことがある方は見たことがあると思いますが、そこには大概ホルマリン漬けされた写真が掲載されています。

以前は『こんな死んだ魚の写真を見てもどんな種なのか判断出来ないよ!』と思って見ていましたが、同定の工程に関してはメラニン色素(パターン)さえ確認出来れば他は関係ないというのが今は分かりました(^-^;

アピスト種の同定は難しいとよく言われますが、体色を判断材料に入れてしまうためにより複雑化させてしまっている感があります。

種の判断要素さえ分ってしまえば同定作業自体はとても単純そして明快です。

例えばこのフラベリカウダ。

全体の形からイニリダエグループに属している種だと分かります。

ダニバンドが無いので、「ウアウペシー」か「フラベリカウダ」か「リネアタ」に絞られます。

尾鰭の中央のみに格子柄があるので「ウアウペシー」と「リネアタ」の線が消え、「フラベリカウダ」と同定出来ます。

Apistogramma flabellicauda
体色の話ついでに・・・、

以前もどこかの記事で書いたと思いますが、アピストの体色は外敵から身を守る保護色です。

外敵に見つからないように生息地の環境色に体色を近づけています。ですから同一種であっても採集場所が異なれば体色も変化します。
例えば、飼育したこと無いけど・・・、ロシ〇エ。元々黄色い色素を強く発色させるアピストなので、入荷した際は黄色くなくても飼育環境(特に底床の色)に合わせて体色は変化していくはずです。

入荷した時の体色と違ってきた、と思う時は底床や水、照明の色を変えてみるのも良い方法だと思います。

もちろん適切な水質(バクテリアの状態)や他魚との関係も重要です。アピストはテリトリーを守る魚なので他魚よりも優位に立っていないと本来の色を発色しません。

その中で隈取りに関しては、他魚との関係性により出現の違いがあるように思えます。適正な環境だとしても自分よりも強い相手が同水槽内に居る場合は本来の隈取りは出てきません。自分よりも弱い相手やメス個体に対して自らの威厳を示すためだと思います。

もちろん餌も体色を決定する重要な要素です。
特に赤色の色素は体内で生成することが出来ないので餌から摂取して色素胞に蓄積させる必要があります。しかしいくら色揚げ用の餌を与えても飼育環境が適正ではない場合は本来の体色は表現されません。

Apistogramma flabellicauda
ここからは種の表記方法について。

既に学名記載されている種は、Apistogramma abc (略してA. abcAp. abc)と表記されます。

【sp.】
sp. とは「species」の略で、アピストグラマ属の一種という意味。
学名記載されているいずれの種とは異なる別種の場合、本来は「Apistogramma sp.」と表記され、アピストグラマ属であるがまだ正式に記載されていない別種という表記になります。

しかし学名記載されていない種が多いため、sp. の後にその種を判別し易いような言葉を入れているのが現状です。

また音羽にある某店では、sp. を省略して「Ap. "ロートカイル"」や「Ap. "プッツェール"」というようにダブルクォーテーションで囲んで記載種なのか否かを表現しています。

【cf.】
名前の前に「cf.」が付いている種がありますが、cf. とは「confer」の略で、〇〇〇という種に似ているので同種だと思うけど根拠が不十分、という意味。

しかし先に書いたように、体色や採集場所の違いにより安易に cf. を付与すべきではありません。既に知られている種とは明らかにメラニンパターンが異なっている場合に cf. が付与されます。

それから「sp.」と「cf.」の両方が付いた名前を時々見ますが、これらを付与する順番により意味が大きく変化します。

A. sp. イエローミウアは、TomCのサイト( http://www.tomc.no/ )では「A. cf. sp. Miua」と表記されています。

A. sp. Miua」に似ているけど断定出来ないから、sp. の前に cf. が付いてます。

しかし、「A. sp. cf. Miua」と表記されていたらどうでしょう?

『何のこっちゃ?これでは完璧に新種じゃん!』ということになります。cf. は sp. の前に付けましょう(笑)

実際のところ、A. sp. イエローミウアのメラニンパターンを見るとA. メンデジーの方に近いと思うので、個人的には「A. cf. mendezi」の方が良いと思うんだけど、尾鰭がメンデジーとは違うので、「A. cf. sp. Miua」ではなく「A. cf. mendezi」でもなく「A. sp. イエローミウア」が一番しっくりきます。まぁ名前はともかくとして(笑)

【aff.】
たまに種名の前に aff. が付いている種を見かけますが、aff. とはラテン語で「affinis」の略で、〇〇〇という種に似ているけど多分別種だな、という意味。
例:A. aff. flabellicauda

cf. との差が微妙ですが、aff. は cf. よりも下位レベルで該当の種とは別種の可能性が高くなります。

従って予め sp. を付与して「A. sp. aff. flabellicauda」と表記する場合が多いようです。

cf. とは異なり sp. の後に aff. が付きます。

例えばA. sp. Miuaに近いけど別種だよなぁ~、という場合は「A. sp. aff. sp. Miua」となるのかな(笑) これだったら「A. sp. △△△」とした方がスッキリしますね(笑)

Apistogramma flabellicauda
ところで、"ロートカイル"って未記載種なの?

古くから知られている種だけど未だに記載されていないの? 確かにテトラ本などの洋書にもロートカイルは載っていません。

しかしちゃんと正式な学名が付いてますよ。「Apistogramma uaupesi」です。

"Rotkeil"はドイツ語で、英訳すると"Red wedge"、更に和訳すると"赤い楔(くさび)"となります。

A. sp. Rotkeil と呼ばれた種が記載されて A. uaupesi になったのか、それとも先にA. uaupesiが記載された後に尾鰭が赤いから別種扱いにしてA. sp. Rotkeilという名が付いたのかは定かではありませんが、いずれにしてもドイツは元より欧米ではA. sp. Rotkeilという名前はほとんど使用されず、現在はA. uaupesiと呼ばれています。

先に書いたとおり体色は種を同定する要素にはならないので、尾鰭が赤いからといってメラニンパターンが異なっていない限り別種にはならないという考えによるものです。

「ウアウペシー」という名前が誤解を招いている可能性もあります。ウアウペス川で発見された種なので「ウアウペシー」という名前が付いたと思われますが、同種はネグロ水系に広く分布していますので他の川で採集されたとしても名前は変わりません。「イニリダエ」も同様です。

以上、種の同定と表記についての話でした。。。


Apistogramma flabellicauda
さて、オペから25日後のフラベリカウダ。

まだ切り口以降の色が完全ではありませんが、多分今後色は元通りになっていくはずなので無事に手術成功と言えるでしょう!

ただ・・・、術後安静にさせ過ぎたせいか、背鰭の一部が溶けてしまった・・・。こちらは自然治癒を待つことにします((+_+))


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Toad The Wet Sprocket - Fly From Heaven 平成6年(1994)