アピストグラマをもっと知りたい。気付いたら嵌っていたドワーフシクリッドの飼育記録を綴ったブログです。

2017年2月28日火曜日

魅惑の・・・チャレンジャー

Apistogramma sp. unibrow
どーも、チャレンジャーです!

意味不明な方は、こちらのブログ記事をお読みください(笑)

Apistogramma sp. unibrow
『デスモっち仕様のヘンテコなアピストが居るよぉ~』

とラインで呼ばれ、『どうせ地味~なアピストでしょ?』と返信しながらも心躍らせて池袋の餌屋の聖地へと急ぎ、颯爽と店の扉を開くと・・・

居ました!確かに変なアピスト(笑)

そして・・・、確かにデスモっち仕様(^-^;

ナニコレ、口の横にあるナマズの髭のようなメラニンパターン。

Apistogramma sp. unibrow
入荷したばかりで雌雄が分からないので、チビ個体を3匹連れて帰ることにしました。

翌日になり落ち着いたようで、その内の1匹の尾びれに模様が出てきました!

そして・・・、興奮すると何と!ナマズの髭が伸びました!(笑)

Apistogramma sp. unibrow
うん、これは間違いなく♂だろう!

背びれの先端は赤くなりそうだ。そしてよく見ると、尾びれと尻びれにも赤い色素を持っているようなので今後どう変化していくのか非常に楽しみ!

Apistogramma sp. unibrow
そしてナマズのような髭が隈取りへと変化していくのか・・・。

あっ!

『そうなったらデスモっち仕様じゃないじゃ~ん』って、今呟いたでしょ!(笑)

Apistogramma sp. unibrow
残りの2匹は♀のようです。

♀にもやはりナマズのチョビ髭があります(^-^;

Apistogramma sp. unibrow
興奮すると髭が赤っぽく変色して、そしてやっぱり髭が伸びます。

何の意味があるんだろう、このメラニンパターン、不思議だ。

Apistogramma sp. unibrow
このアピストのもう一つの特徴がこの繋がった一本眉毛。

cf. ペルソナータを始めいくつかの種にこのような模様が見られますが、この種は周りに他の色素が無いから余計に目立ってしまう(笑)

Apistogramma sp. unibrow
さてさてコイツらは何者なのか・・・ですが・・・、間違いなく新種です!

コーダルスポットの手前に焼き網というかワッフルのような模様があります。

これはsp. ヴァウペスやcf. ヘルケリーに見られる特徴なので、これらに近いグループに属するのでは?と思います。

新種となると、本ブログでの呼び名をどうするか・・・。

採集場所はコロンビアのグアビアーレ川だったかな?

でもグアビアーレを名前に使うと混乱しちゃいそうだし・・・。

『sp. こち亀』とか『sp. 両さん』なんて呼ぶと不愛想そうに見える店主がホントに不愛想になっちゃいそうだし・・・。

一本眉毛の事を英語でユニブラウ(unibrow)って言うんですって。

意味を知らなければユニブラウってちょっとカッコよく聞こえませんか?(笑)

だから本ブログでは『sp. ユニブラウ』と呼ぶことにしまっす(๑•̀ㅂ•́)و✧

これからどのように変化していくのかホントに楽しみです♪

この赤い目にただならぬ気配を感じているのですが、でもまぁ所詮デスモっち仕様ですからあまり期待しない方が良いかな(笑)

でも来月にはきっと♂が入荷すると思うので、それまでに状態を上げてどう変化するのか本ブログで随時報告したいと思います!




Apistogramma cf. macmasteri from Rio Tame
ここにも居ました!繋がり一本眉毛(笑)

タメ産のマックです。

Apistogramma cf. macmasteri from Rio Tame
タメと聞くと個人的に何故か反応してしまいますが、魚を見る限りsp. タメとは違う気がします。

でも魚自体はとても綺麗だし、鏡を一瞬見せただけで興奮度MAXに達するので非常に撮影しやすいアピストです(笑)


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2017年2月25日土曜日

転手古舞い

WF1 Apistogramma viejita (Rio Guarrojo)
A. ヴィエジタ (Rio Guarrojo) のF1

WF1 Apistogramma viejita (Rio Guarrojo)
♀が1匹しか出なかったので別水槽にて隔離飼育させて太らせようと思っていましたが、単独飼育出来るほど水槽に余裕がなく予想よりも大きくなりませんでした(^-^;

やっぱり♀よりも♂の方が成長が早いんですよね~

努力の甲斐なく相変わらずの絶壁頭ですが・・・(>_<)

このまま別々に飼育させていても体格差は埋まらないと判断して、♂5匹がのほほんと暮らしている水槽に♀1匹を投入してみました。

WF1 Apistogramma viejita (Rio Guarrojo)
♀が♂にヤラれてしまうのでは?と心配しましたが、一番強い♂が目の色を変えてすっ飛んで来たと思ったら早速お尻フリフリ攻撃~(^O^)

WF1 Apistogramma viejita (Rio Guarrojo)
やっぱり本人たちには同種の♂と♀の判断が一瞬で分かるんですねぇ~

当たり前だけど(^-^;

WF1 Apistogramma viejita (Rio Guarrojo)
♀が何処に行こうとも一歩後を尾行し、まるでストーカー(^-^;

♀が気のない素振りを見せると、さっきまで気にも留めていなかった他の♂達を目がけて猛突進!

そして暴行が済んだらまた♀のストーカー・・・。

一人だけ悪行の限りを尽くして大忙し。

今まで♂だけでの~んびり暮らしていたのに♀が1匹入っただけでとっても忙しない水槽へと変貌してしまいました(^-^;

絶壁頭の修正はちょっと難しい気がするので、予定を変更して仔取りに専念してみようと思います(๑•̀ㅂ•́)و✧


WF1 Apistogramma ortegai (pebagei)
A. オルテガイ (ペバゲイ) のF1

WF1 Apistogramma ortegai (pebagei)
こちらの水槽には拮抗する三大勢力が存在していて、照明が点灯している間ず~っと抗争劇が繰り広げられています。

そのお陰でヒレがビローンと伸びてもいつの間にか短くなっていたり・・・(>_<)

まぁ見ている分にはとても楽しい水槽なので、もうしばらくはこのままの状態にしてみようと思います(笑)

WF1 Apistogramma ortegai (pebas)
A. オルテガイ (ペバス)

WF1 Apistogramma ortegai (pebas)
各水槽の当て馬を徐々にグッタータに変更しています。← 何と贅沢な(笑)

と言うのも、今まで当て馬を担当していたペバス君たちが大きくなってきて御役御免になったからです。

隠居生活を送ってもらう水槽はブラックウォーター水槽にしたのですが・・・、この水の色のせいで体色が全然分かりません!(>_<)

本来ならギラッギラに輝いて見えるはずなんですが、全く見栄えがよくない。

こうなるとブラックウォーターも考え物だなぁ~


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2017年2月22日水曜日

どーも、ホセです(^-^;

Apistogramma sp. sanjosé
sp. サンノゼ(San José)

Apistogramma sp. sanjose
『あれ?もしかして僕のこと忘れていませんか?』(笑)

Apistogramma sp. sanjose
バーチカルバーが消えてるとブリードのラミレジィに見えてしまうのは私だけ?

こんな体色のラミレジィって居ましたよね?(;´・ω・)

Apistogramma sp. sanjose
しかし、今まで知られていなかった新種アピストなので今後どう変化していくか分かりませんよ!

少し黄色の体色が強すぎるので低pHの水槽に移してみようと思いまっす(๑•̀ㅂ•́)و✧

Apistogramma sp. sanjose
♀も良い感じになってきました。

ちなみにホセ君の採集場所は未だに不明のままです。



A. cf. alacrina
以前チビチビで入手したアラクリナだと思うアピスト。

sp.パックマンとcf.ペルソナータと同じ便で入荷して、採集場所はヴァウペス川のミツとのことでした。

A. cf. alacrina
確かにホセ君と似てますね!

ただ・・・、背びれの最初の何本かの形状が違うんですよ~

何だか分からないアピストだったので雑に扱っていたら誰かにヤラれてヒレがボロっていて、そのせいなのかも知れないけど・・・(^-^;



A. cf. alacrina
で、こちらは何度も登場しているcf. アラクリナ(グアヤスフォーム)

A. cf. alacrina
ボディに赤いブツブツがあり、海外の資料ではグアヤス川で採集されるアラクリナとして紹介されています。

で、この三種。いずれもアラクリナグループだと思いますが共通点があります。

目から斜め下に伸びるサブオービタルストライプと、そこからラテラルバンドに向けて黒いストライプがあります。

まるでアルファベットのVの字のように(^-^;

これって他のアピストにはあまり見られない特徴だと思うんです。

だったら三種とも同じような場所に住んでいたのではないかと・・・。

上のアラクリナがグアヤス川産として仮定して、私はホセ君の故郷を探す旅に出ました。

PCの画面上での旅ですが・・・(^-^;

Rio San José
コロンビアの南西部にカクエタ川が流れています。

その支流にカグアン川があり、更にその支流がグアヤス川です。

グアヤス川の上流を目指しマウスホイールをクリックリッと回して、赤い四角部分を拡大したのが下の図です。

Rio San José
な、何と!こんな所にサンホセ川がありました!

上流部でサンホセ川が枝分かれしていますが、図の下の川の名前は分かりませんでした。

かなりの上流部になるので、ホントにここなら原種に近い存在になってしまいますが(^-^;

前回予想した通りサンホセ自体が誤報だったという情報もありますが、グアヤス川の支流にサンホセ川が存在しているのは単なる偶然なのか・・・。

魚の形から見てこの三種はオリノコ水系で無いのは確かだと思う。

まぁあくまで赤いブツブツアラクリナがグアヤス川産と仮定した話ですので、私の妄想だと思ってください。

最近旅行に行っていないので、このような妄想旅行を楽しんでおります(笑)


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2017年2月19日日曜日

ヤバい奴!

Apistogramma sp. cuiari
A. sp. クイアリ

Apistogramma sp. cuiari
遂に来た!前回2011年4月以来の2回目の来日。

当時はその存在自体も知りませんでしたが、アピ友との話の中で時折出てくる名前だったので気にはなっていました。

しかし正直なところ、過去の画像検索してもそれほど魅力的なアピストとは思っていなかったので、今回は実物を見てから判断しようと思っていました。

そして実物を見てみたら・・・、な、なんじゃこりゃ~(;・∀・)

Apistogramma sp. cuiari
ヤバい奴が来ちゃったぁ~

Apistogramma sp. cuiari
ネグロ川上流のイサナ川の更に上流を流れているのがクイアリ川です。

もう見渡す限り何も無い場所(Google MAPで見る限り(^-^;)。

そこにあるウネウネと曲がりくねったブラックウォーターの川からはるばる来たのかぁ~

Apistogramma sp. cuiari
コロンビア側から川を下り、途中危ない人たちに囲まれながらも単独で延べ10日間掛けて捕獲してきたのだとか・・・。

それを聞いただけで『スゲーー\(◎o◎)/!』

Apistogramma sp. cuiari
話によると、その周辺にはアドケタとこのsp.クイアリしか居なかったんだと・・・。

恐らくクランデリ(ギガス)と同様、閉ざされた環境下で独自の進化を遂げてきたのだと思う。

Apistogramma sp. cuiari
顔は正しくアピストなんだけど、細長い頭の形は独特。

それと泳ぐ時に下半身をあまり左右に動かさないので、何となく体が固そうな感じを受ける。

海外の資料によるとこのアピストはレガニグループに属していますが・・・、違うな~

ならばマクマステリグループなのか・・・。

それでも違和感がある・・・。

個人的にはクランデリ同様に、このアピストは独自グループになるんではないかと思います。

Apistogramma sp. cuiari
一番驚いたのは♀でした。

上の写真では地色の黄色がバッチリ発色しているので♀だと分かりますが、最初にお店の水槽で見た時は『これ全部♂だろう』と思ってしまいました。

Apistogramma sp. cuiari
↑ だって、こんな感じに♂のような背びれしてるんですもん(-"-)

Apistogramma sp. cuiari
私が知っているアピストの♀の中では、間違いなくトップレベルの美しさです!

Apistogramma sp. cuiari

Apistogramma sp. cuiari

Apistogramma sp. cuiari
それにしても、いつまで続くんだコロンビアラッシュ。

こんなに綺麗で、次回いつ来るか分からないアピストだから導入に関して全く後悔はありませんが、このアピストは反則だろう~、良い意味で(笑)

おかげ様を持ちまして、今年4発目にして我が家の水槽は限界に達しました(笑)

ただ・・・、少し悲しいのは・・・、sp. クイアリの来日によってsp. サンノゼの存在感が薄くなってしまったことです(笑)


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