マジか!怒涛の三連投(๑•̀ㅂ•́)و✧
第一席(๑•̀ㅂ•́)و✧ A. ヴィエジタ / プエルトガイタンのF1
プレートを貰ったらその時に、と思っていましたが、貰えるのはまだまだ先になりそうなのでこの辺で一区切り。
無事に我が家に帰って参りました。
帰還した時はすっかり色が飛んでしまっていましたが、今は何とか元通りになりつつあります。
♀も復調して♂のアタリに上手く対処出来るようになってきたので近いうちに産卵に漕ぎ着けられるかもしれません。
今回のアピブリコン出展までの経緯を簡単に纏めてみました。
↑ 昨年の秋に色揚げ実験をしていた時の様子です(この個体は出展魚とは違うかも)。
60cm水槽で稚魚をゴチャっと飼育していた時で、体長は3cm程度だったと思います。
↑ 今年の6月頃、色揚げ実験を切り上げ、撮影が終了した水草レイアウト水槽にポッチャンした頃です。
この時点での体長は5cmくらいだったはず。
綺麗に色が揚がった3匹の♂をポッチャンしたのですが、今思えば1匹だけにしておけば良かったな、と思ってます。
↑ 7月に入ってからの様子。
尻びれの付け根まで赤色が入ってる・・・(>_<)
どんどん大きくなっていきますが、体長や鰭はあまり伸びずに横に大きくなっていった感じ(^-^;
それと広い水草水槽にポッチャンした関係で、この頃から3匹の優劣が決定していきます。
一番体形が良かった個体がナンバー2になり、少し頭の形が悪い個体がナンバー1となってしまい大誤算。
この時点でナンバー1とナンバー3を抜けば良かったんだけど、アピブリコン開催するか分からなかったし、水草の間に逃げ込んで捕まえるのは無理だったと思う。
↑ 8月頃の様子。
体形が太く、体色が不自然だったので、色揚げ飼料を止め、水流を強くして各ひれを伸ばそうと努力していた頃です。
その甲斐あってか、ヒレが伸び、ワイルドっぽく急速に成長していきました。
体長はこの時点で6cmを超えるくらいでした。
しかし頭の形はこの時点でも少し変ですね(^-^;
その後はデブにならない程度に、色々な餌を頭の形が良くなるように祈りながら与えてデカくしていきました。
出展日までにある程度は補正出来たかもしれませんが、あの時に頭の形が良い個体だけを水草水槽にポッチャンしておけば・・・、と後悔しました(^-^;
続いて、第三席(๑•̀ㅂ•́)و✧ A. オルテガイ(sp. ペバス)のF1
最近産卵したようで現在は鬼嫁にヒレをボロボロにされてるので、少し前に撮った写真です。
体長は5cmを少し超えたくらいで大きさ的に厳しいかな~と思いましたが、良い出来だったので出展してみました。
↑ 今年の1月くらいの写真です。
三腹目の仔でしたが、体長が2cmくらいなのにスゴイ将来性を感じて大事に飼育していました。
↑ 3月頃の様子。
体長4cm弱くらいでしたが色褪せることなく体形も問題が無かったので、この後からVIP飼育に切り替えました。
♀は二腹目から何とか探し出してこちらもVIP飼育(^-^;
出展1ヶ月前にペアリングして、既に一腹採っているので安心♪
と、今回のアピブリコンを振り返ってみました。
来年のアピブリコンに向けて、アピストのブリード法や意気込みについては別途主催者側からお話しがあると思いますので、私は少し裏テクニック的な話を・・・。
一番大事なのは、審査基準をどうクリアしていくかです。
コンテストなので当然審査基準があります。ただし当コンテストの審査基準は一人の審査員の頭の中にあるのでそれをどう見極めていくかが鍵となります。
ただ審査基準を一言で言ってしまえば、ワイルドの個体に近いかどうか、という事に尽きる思います。
- 出展魚の選択
まずは出展魚の選択ですが、審査員は日々ワイルド個体を見ているので頻繁に入荷してくるアガシジィ、ビタエニアータなどは相当良い個体を作らない限り決勝に進むのは難しいと思います。
逆に言うと、審査員が趣味の時代からあまり触っていない種類。または繁殖が難しいと話してる種類が良いと思います。
2年前のアピブリコンで第二席を頂きましたが、その時の出展魚はsp.タメでした。その当時審査員はタメの実物を見ていなかったようだったので良い成績を頂けたのだと思っています。
それと、よくNEWSでクルジィ系とか、イニリダエ、メンデジィ、パウキ等の繁殖は難しいとか気を遣うとか書いてますよね?
あえてこれに挑戦してクリアする事によりお疲れ様加点(笑)が貰えると思います。
あとは、審査員と馴染み深いエリザべ、ミウア、ロートなどの細身系は相当苦労して良い個体を作らないと厳しいという感じを受けています。
逆に言うと、細身系で初めて第一席を獲得すれば真のチャンピオンと言われると思います(^O^)
- 第一印象
レイコンでもそうですが、最初にそれを見た時の印象が重要です。
百戦錬磨の審査員はビニール袋に入って歪んで見えるアピストも一瞬にしてその良し悪しを判断する事が可能です(笑)
ビニール袋を見た瞬間にある程度の順位が決まっていると言っても過言ではありません。
なので、初見でどれだけのインパクトを与えられるか。
個体の大きさがここでは重要になります。
- 体色よりもスタイル
アピストのカラフルな体色はとても魅力ですが、このアピブリコン、と言うか審査員はあまりそれを重要視していません。
体形、体の厚み、各鰭の伸び、水槽内での仕草、等を見てその個体が育ってきた環境を想像出来る得意技を持っています。
逆に色を揚げ過ぎてワイルド個体の体色とかけ離れていると減点になってしまいます。
ただし競争相手と競合した場合、体色によりどちらがワイルドに近いかという判断になるので体色が重要では無いとは限りません。
特に赤色を持っているアピストは、赤色素胞を持っていても色素が蓄積されていなかったり、環境が整っていない場合は赤色が発色しないので、その場合は減点される場合があると思います。
- ♀の大きさ
雌雄の体格差が大きい場合、ペアリングしていれば問題ありません。
ただし上記と同様、競争相手と同レベルの場合は雌雄の体格差により得点に差が出てしまうので体格差が小さいに越したことはないです。
- ナンバー1個体
上位を狙う場合は必ず同水槽内のナンバー1個体を出展しましょう。
審査員は水槽内での仕草を見るだけでその個体が育ってきた環境を想像出来ると先ほど書きましたが、同時に育ってきた優劣の関係も即座に判断出来る並外れた能力を持っています。
私は去年のアピブリコンで、ナンバー2個体を持っていったら『〇〇さん、これナンバー1個体じゃないでしょ!?』と一瞬で見破られました(>_<)
- ブライン焼け
私もそうですが、アピストの餌にブラインシュリンプを与えている方は多いと思います。
理由は、濾過バクテリアへの影響が少なく、アピストの成長が穏やかになる為です。
早く大きくさせようと人工飼料だけを与えていると体形が歪になり、ワイルドとはほど遠い体形に育ってしまう可能性があります。
穏やかな成長というのが鍵で、ブラインシュリンプを主食とし、人工飼料やイトメなどをおかずという位置付けにすると良いと思います。
ただしブラインにも色揚げ効果があり、体色にブラインの黄色が出てしまう種類が居ます。
その場合は、出展の1ヶ月くらい前から水草水槽に移動させ、ブラインの給餌を少なくして調整する事によりそれを回避する事が出来るので、ブライン焼けに関してあまり気にする事は無いと思います。
と、色々御託を並べてみました(^-^;
まぁ、今年の第一席を獲得したので許してくださいm(__)m
A. ヴィエジタ / Rio Guarrojo(グアロホ) F1
来年のアピブリコンの候補です(๑•̀ㅂ•́)و✧
現在色揚げ作業中です(笑)
最終的にはプエルトガイタンと同じになるかな~、と思っていますが、やはり各ひれの伸びがガイタンとは違います。
まだ4cm程度ですが、同じ頃のガイタンと比べて違うし、背びれの赤も少し明るい気が・・・。
課題は、頭の形をこれからどう修正していくか・・・です(^-^;
何とか♀が1匹だけ出ました!
来年まで大事に維持していきたいと思います(๑•̀ㅂ•́)و✧
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