A. cf. アラクリナ
先月末、何の気なしに京都のサンクさんのブログを見ていたら、コロンビア便でアピストが入荷したとの情報。
『あ~アラクリナだな』と思ったけど、よくよく写真を見ると、ラテラルバンドに頑丈そうなジッパー模様、それにお腹にしっかりと入ったアブドミナルストライプ。
更に驚くことにベネズエラで採集された!?
ブログを読み終わると同時にメールしてました(滝汗)
M君、このアピストは抑えておかないとぉ~~~(笑)
雌雄判別が出来ないので待ってくれとの回答だったので気長に待ちました。
そしてそれから三週間が経ちようやく雌雄判別が完了したとの連絡があり、先日無事に我が家へ届きました!
まだチビですけど、太いジッパー模様のラテラルバンドと、お腹のアブドミナルストライプが薄っすらと出ています。
以前はsp.ロートプンクトとか、sp.シュワルツザウム、sp.プエルトナリノ、sp.レッドポイントⅠ・Ⅱなどと呼ばれ、採集場所により色々なバリエーションがあったようです。
とある情報によると、cf. アラクリナ(グアヤス) A108に分類されているアラクリナは今回のようなラテラルバンドのジッパー模様とアブドミナルストライプの表現を持っているようです。
ただ写真が無いのでその情報の真偽は定かではありません。
こちらは♀。
胸鰭の基部に♂よりも大きな黒のスポット。それに黒いアナルスポットがこの♀の特徴です。
さて・・・、このアピストはホントにベネズエラから来たのか・・・。
サンクさんによると、ベネズエラのザリアポ(zariapo)川で採集されたとのこと。
念のためグーグルマップで調べてみると、カウラ川の一本西側にクチベロ川があり、ザリアポ川はその更に支流のようです。
アラクリナの採集場所は、コロンビア南西部のグアビアーレ川上流域またはカクエタ川やプトゥマヨ川とされています。
最近ではエクアドル領域のナポ川支流でもアラクリナが採集されているようです。
いずれにしてもカクエタ県を中心としたコロンビア南西部周辺がアラクリナの一般的な採集地です。
しかし今回のザリアポ川との位置関係を見てみると、コロンビア南西部から地図で見ても軽く1,000km以上離れており、川をたどっていくと恐らく2,000km以上離れているのではないかと推測されます。
大昔アンデス山脈が形成される前は、この地域全体が湖や湿地帯だったようなのでアラクリナがベネズエラに居ても不思議ではないのですが、可能性はほとんどゼロに近いと思います。
♀の黒いアナルスポットはカクエタ川水系で採集されたアラクリナの特徴の一つのようです。
また海外で5~6月にかけて同じアピストが入荷したとの情報があり、採集場所はカクエタ川とのことでした。
コロンビア人輸出業者の話をどこまで信用して良いのかわかりませんが、これらの情報を纏めてみると、やはりコロンビアのカクエタ県で採集されたのではないかと推測します。
今サンクさんで再度採集場所を確認してもらっていますが・・・。
いずれにしても、アラクリナを超える種ではないとしても面白い表現を持った珍しいアピストだと思いますので大事に飼育したいと思います!
価格はアラクリナとは思えない素敵なお値段でしたけど・・・(^-^;
本日も先日アップしたポッチャン水槽の80%換水を敢行しました!(笑)
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