アピストグラマをもっと知りたい。気付いたら嵌っていたドワーフシクリッドの飼育記録を綴ったブログです。

2015年5月31日日曜日

リオの目覚め

IAPLC2015 水草レイアウト水槽
終わりました~(*´▽`*)

引越があり、今年は3月末から始めた120cm水草レイアウト水槽。

2ヶ月で出品なんて無謀だと思いながらも何とか撮影まで漕ぎ着けました。

有茎草はあと2回くらいトリミングして形を整えたかったのですが、流石に締切一週間前にトリミングする勇気はありませんでした(^-^;

IAPLC2015 水草レイアウト水槽
今回どうしてもやってみたかった事。

それは、ネグロ川やウアウペス川の朝焼け。

生体は、トゥッカーノテトラとチェッカーボードシクリッドを導入しました。

そして水槽背面からオレンジの光を当てて、更にブライン集めに使っているLEDライトを点灯させて太陽が昇ってくる光景を作ってみました。

背後からの朝日に映えるトゥッカーノテトラのシルエット・・・。

予想以上に上手く出来てしまい自分でもビックリ(笑)

しかし全体の雰囲気は作っていくうちにネグロ川とは似ても似つかない水景になってきてしまい、当初考えていたタイトルの『リオネグロの目覚め』ではなく『リオの目覚め』と名付けました(ノ≧ڡ≦)

IAPLC2015 水草レイアウト水槽
全景はこちら。

頭を左右に繰り返し傾けると見えてきます。

あっ、ウソですけど(笑)


さて昨年から審査基準が変わっていますが、審査直前での変更だった事もあり新しい審査基準できっちりと審査するのは今年からなのでは?と考えています。

以前の審査基準は『印象点』が一番得点の高い項目でしたが、新しい審査基準では『棲息環境の再現』が重要項目となっています。

棲息環境の再現の評価内容は、

  • 魚の棲息環境としての評価
  • 水中感の評価
  • 魚、水草の健康状態の評価
  • 魚の種類、大きさ、生態がレイアウトに合っているかの評価

になっています。

改めて自分の作品と照らし合わせてみると・・・、

棲息環境って、隠れ場所があったり魚が過ごし易い環境ってことか?ならばOK(๑•̀ㅁ•́๑)✧

水中感・・・、あ~太陽が昇って来たらマズイよね・・・(ू˃̣̣̣̣̣̣︿˂̣̣̣̣̣̣ ू)

魚と水草の健康状態は絶好調っす(๑•̀ㅁ•́๑)✧

魚の種類かぁ~、底床をハミハミペッペするチェッカーを選んだ時点で失敗か?(ू˃̣̣̣̣̣̣︿˂̣̣̣̣̣̣ ू)

ん~、ダメじゃん(˚ ˃̣̣̥ω˂̣̣̥ )

去年よりも確実にランクが落ちるよな・・・。

仕方ない。去年の作品は、天野さんの評価が低かったから今年の作品でそこだけ向上していたらOKとするか。

あっ\(◎o◎)/!

100位以内に入らないと各審査員の採点が分からないんだった(˚ ˃̣̣̥ω˂̣̣̥ )

ネイチャーアクアリウムって難しいなぁ~

まぁでも、やりたかった事が出来たからヨシとしよう(๑•̀ㅁ•́๑)✧

何とか100位以内に入れるように、これから写真をじっくり選んで出品します!


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2015年5月23日土曜日

鬼門

Ap.エリザベサエ/Rio Uaupes
エリザベサエ/Rio Uaupes

Ap.エリザベサエ/Rio Uaupes
どうも苦手なアピストです(>_<)

もう何ペア目だろう・・・。

止めとけばいいのに懲りずに、1ヶ月程前に導入しました。

Ap.エリザベサエ/Rio Uaupes
病気やら、事故やらで何故か♂を落してしまうのです・・・。

偶然仔取り出来てもヘンテコな稚魚が出てきたり・・・(>_<)

でもショップで将来有望と思える個体を見ると欲しくなってしまうんですよね~(^-^;

今回は腹びれの先にソックスを履きそうな個体をチョイスしましたが、それが見事に的中して腹びれに色が出てきました!

Ap.エリザベサエ/Rio Uaupes
♀も良い感じに色が出てきてると思います。

実は今回は失敗しないようにセパレーターで雌雄を分けて飼育していたのですが、先日♀が単独でドバッと産卵してしまいました˚‧º·(˚ ˃̣̣̥⌓˂̣̣̥ )‧º·˚

Ap.エリザベサエ/Rio Uaupes
完全に観察不足でした。

Ap.エリザベサエ/Rio Uaupes
♂が必死にアピールしているようですが、♀の方はまだ準備が整っていないようです。

Ap.エリザベサエ/Rio Uaupes
努力の甲斐なく空振り(^-^;

まぁそんな時もあるよねぇ~(笑)

写真は、ココ〇ゴちゃんの真似( ᵅั ᴈ ᵅั;)~♬

Ap.エリザベサエ/Rio Uaupes
ウリャ~~

Ap.エリザベサエ/Rio Uaupes
背面に黒のプラダンを置いたら・・・

オリャ~~

Ap.sp.ブライトビンデン/サンガブリエル
ついでにこちらも・・・

ドリャ~~

こんな事してるからエリザベ失敗しちゃうのかなぁ~(ू˃̣̣̣̣̣̣︿˂̣̣̣̣̣̣ ू)

しっかり観察していこう!


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2015年5月19日火曜日

天誅

Ap.sp.パヤリンギ(パヤミノニス x ルエリンギ)
浮上を今か今かと待ち望んでいたパヤリンギ(パヤミノニス x ルエリンギ)の稚魚。

Ap.sp.パヤリンギ(パヤミノニス x ルエリンギ)
13日の朝に孵化を確認しましたが未だに泳ぎ出しません(>_<)

孵化して4日目くらいから徐々に稚魚の数が少なくなり、流石に痺れを切らしたママが稚魚たちを巣から連れ出したようですがその姿を見て愕然(ू˃̣̣̣̣̣̣︿˂̣̣̣̣̣̣ ू)

孵化当初はドッサリいた稚魚たちがここまで少なくなり、魚としての姿も形成されていないようです。

水温が24℃と低いにしても、この形状のまま一週間浮上しないとなるとやはり水質ではなく組み合わせの問題なのでしょうか・・・。

孵化したのなら浮上まではするだろうと踏んでいたので思わぬ誤算でした。

産まれてくる稚魚がそれぞれの特徴をミックスしたアピストになるのか、それともいくつかのパターンのアピストになるのか大変興味があったのですが・・・。

やはり自然界の摂理、神の領域を犯してしまった結果なのだろうと思います(>_<)


しかし今回の出来事により、アピストの進化や種分化の歴史が少し垣間見えたような気がしました。

前回の記事のコメントでクリリンさんから『生殖的隔離機構』という言葉が出てきたので少し調べてみました。

生殖的隔離とは二つの生物の間で互いのアイデンティティを守るために交雑が起きないようにする仕組みの事で、隔離機構には交配前隔離と交配後隔離という大きく分けて二つの機構があるようです。

交配前隔離とは、求愛行動や交尾器・構造が異なるために生殖行為が行われない。

交配後隔離とは、交配は出来ても流産したりして子孫が誕生しない。例え雑種が産まれても遺伝的に生殖能力が欠如するというものだそうです。

今回のパヤリンギの場合は交配後隔離になりますね。

三日月湖
しかし常に全てがこの生殖的隔離により交雑が拒絶されるとは思えないんです。

高低差が少ない南米の河川は蛇行して流れています。

氾濫や土砂崩れ等により流れは変化するだろうし、乾季には三日月湖が作られます。

こうした孤立した水溜りに泳ぎが得意では無いアピストたちが取り残される場合がかなりの確率であると思われ、そんな環境下において発情期を迎えた異種のアピスト同士が出会い交配するケースはあると思うんですよね。

発情期を迎えた♂の前を、黄色い婚姻色をした違う種類の♀が通り過ぎた場合放っておかないのでは?なんて思っちゃいます(笑)

シクリッドは、雄と雌それぞれの体の模様や婚姻色により交配相手を選んでいるそうです。

我が家でも雌雄が隣同士の水槽に隔離されていて、照明が点灯していない時は他人のふりをしているのに、点灯するとこれでもかっ!とばかりに互いにギラギラと体を光らせる場面を何度も見た事があります。

しかしシクリッドの種の分化を研究している方によると、孤立した環境下では遺伝子の塩基配列を変化させてその生息環境に適応するのだそうです。

その結果、元の種とは異なる模様や(保護)色に変化して異種が誕生していくのだそうです。なるほど~。

遺伝子の塩基配列は長い時とともに少しずつ変化するようですが、このような環境変化に適応するために大きな変化を遂げることもあるんですね。

ならばその大きな変化とともに異種の交配も可能になる事はないのかなぁ~。

アフリカの大きな三つの湖、タンガニイカ湖、マラウイ湖、ヴィクトリア湖にもシクリッドが生息していますが、これらの湖では種の分化が盛んに行われてきたようです。

中でもヴィクトリア湖のシクリッドは、1万4千年という進化的には非常に短い期間に500種以上の種分化をしてきたのだそうです。

そこに注ぎ込む河川には数種程度しかいないシクリッドが湖では異種がわんさか居るんだとか。

それを聞くと異種間の交配により新たな種が産まれても不思議じゃないよなぁ~

同じロットで来日したロートカイルなのに、通常のテールの他にラウンドテールが居たり、スペードテールやピンテールが居ても不思議じゃないですよね(笑)

まだまだ見た事が無いアピストが至る所でひっそりと暮らしているかもしれないな。

Ap.パヤミノニス/Rio Payamino
さてパヤミノ爺さんの苦労は無駄にしてしまいましたが、妻の元に戻ったパヤミノ爺さんは早速仕事をしたようです。

少なっ・・・。

動揺を隠せなかったか・・・(笑)

次頑張りましょう!





水草レイアウト水槽
何かとっても難しい話を書いてしまったので全く話を変えて、水草レイアウト水槽。

OPNOVA LEDライト
4月に入ってから立ち上げた120cm水草レイアウト水槽には、香港のOPNOVAというメーカーのLEDライトを設置しました。

OPNOVA LEDライト
発光面を見ると数色のLEDライトが光ってますが、水槽内は自然光に近い柔らかな光で照らしてくれます。

水草レイアウト水槽

水草レイアウト水槽
水草はちゃんと生長するのか、魚たちは綺麗に見えるのか少し不安はありましたが、全くの無問題!

LEDライトに有りがちな白色が強過ぎることはなく、蛍光灯に近い演色性です。

水草レイアウト水槽
短期間での作成となったため水草の種類は多くありませんが、感覚的にはどのような水草でも問題無く生長するものと思います。

トゥッカーノテトラ
トゥッカーノテトラも綺麗な色を発してくれています。

Ap.オルテガイ/ペバス F1
こちらは止むを得ず入れてしまったオルテガイのF1。

LEDライトの各色が背びれに反射してるでしょ!?

ウソですよ~(っ*´∀`*)っ

Ap.オルテガイ/ペバス F1
まだ小さいのに綺麗になってます(笑)

大きな水槽内で時々仲間と出会うと戯れあうように遊んでます(笑)

やっぱり水草水槽でアピストを育てたいなぁ~と一瞬思いましたが、ドボン水槽化してしまうのは目に見えているので我慢します!

ヨシ!来週は撮影だ!(๑•̀ㅁ•́๑)✧


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2015年5月17日日曜日

こんがり焼けました(^-^;

Ap.グッタータ/Rio Morichal Largo
グッタータ/Rio Morichal Largo(ベネズエラ)

Ap.グッタータ/Rio Morichal Largo
待ちアピが遂に来ちゃいました。

以前ウィルヘルムブリード個体は飼育していて何度も産卵をしたのですが、何故か翌日には卵が下に転がっていて結局仔取りすることが出来ませんでした。

もしワイルドが来たら必ず再チャレンジしたいと願っていたのです。

まぁでも、あと数年は来ないと思っていたんですけどね(笑)

まさかホントに来るとは思っていなかった。

しかもお腹一杯のシーズン終盤に来るとは・・・(>_<)

Ap.グッタータ/Rio Morichal Largo
それにしてもこの独特の模様、やっぱりいいわぁ~♪

網の上で焼いた焼きトウモロコシのようでしょ!?(笑)

Ap.グッタータ/Rio Morichal Largo
しかし、興奮すると焦げた焼き魚になります(笑)

まず頭部が黒くなり、黄色から黒っぽい地肌に変化します。

Ap.グッタータ/Rio Morichal Largo
そしてお腹部分は腐っていきます。

・・・ウソ(笑)

お腹部分の暗色の地肌を見るとやっぱりマクマス系なんだなぁ~と改めて感じます。

確かこの辺の色の変化はウィルヘルムブリードでは見られなかったと思います。

『やはり君はワイルドなんだなぁ~』と水槽前に座りポツリと呟いてみた(笑)

Ap.グッタータ/Rio Morichal Largo
そして、そして重要なのはこちら。

是が非でも仔取りしなければならないので♀が重要!

まだ尾びれがボロってますが、美人でしょ!?

早く太らせてあげたいのですが、♂のアタリが・・・

アタリ自体は強くないけど、かなりしつこいのです(>_<)

現在抜き差し作戦でパワーバランスを保てるように試行錯誤しています。

ウィルヘルムブリードでは出来なかったブリードを目指して頑張ります! (๑•̀ㅂ•́)و✧

水槽無いけどね・・・(苦笑)





Ap.イニリダエ F1
これは間違えるよね~(笑)

Ap.イニリダエ F1
イニリダエのF1です。

グッタータのアテ要員として活躍のはずがまだ小さくて全く相手にされない(>_<)





Ap.sp.パヤリンギ
さてさて、先週産卵しましたパヤリンギ(パヤミノニス x ルエリンギ)。

な、何と孵化してしまいました (´。✪ω✪。`)

孵化したならきっと浮上するよね、と勝手に浮上予定の今日まで待ってみましたが浮上せず。

水温が少し低いので明日くらいかな。

次回の記事にて結果報告します!


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2015年5月11日月曜日

sp. Paya-Lingi

Ap.パヤミノニス/Rio Payamino
パヤミノニス。

もう爺さんになってます。

当初2ペア導入し、綺麗な方の♂でFを取りましたが出来があまり良くなく、再度仔取りにチャレンジするも飼育者の管理不足でその後Fが取れず、そうこうしているうちにそちらのペアを落してしまいました。

Ap.パヤミノニス/Rio Payamino
残された1ペアの♀は腰が曲がった婆さんになってしまったため、やむを得ず残されたワイルドの♂とF1の♀をペアにして仔取りをチャレンジしていましたが尽く失敗(>_<)

産むのに何故か浮上すると消えてしまうのです。

水質を変えたり、水槽自体を変えたりしているのですが・・・。

Ap.ルエリンギ/Rio Apere F1
隣の水槽に居るルエリンギの稚魚は順調に成長しているというのに・・・(>_<)

Ap.ルエリンギ/Rio Apere
で、ふとルエリンギの♀を見ると・・・、ん?黄色が褪せてる!?

えっ!あぁぁ~稚魚を邪魔者扱いしてる!

更にお腹が膨らんで輸卵管が既に出てる\(◎o◎)/!

♂の姿は見せていないはずなのに。。。


早速水槽を用意して♂を召集しなければ!

♂が入っている水槽、実はディスカス水槽なのです(^-^;

強過ぎてどの水槽に入れてもケンカばかりで仕方なくディスカス水槽に隔離しておりました。

さてさてどうしたものか・・・。

取りあえず害が無いと思われるパヤミノ水槽にルエリンギの♀を入れて策を練ることにしました。

Ap.パヤミノニスとAp.ルエリンギ
パヤミノ爺さんでもやっぱり他魚が水槽に入って来ると怒るよね(笑)

Ap.パヤミノニスとAp.ルエリンギ
あれ?

しばらくするとルエリンギの♀がパヤミノ爺さんに対してお尻フリフリ攻撃!?

Ap.パヤミノニスとAp.ルエリンギ
いやいや、いくら何でもそれは無いよね~(笑)

えっ!?ルエリンギの♀が黄色く輝いている!?

もしかしてパヤミノ爺さんを誘ってる!?

Ap.パヤミノニスとAp.ルエリンギ
マジ!?その目\(◎o◎)/

何か起こりそうだったので、パヤミノの♀を他の水槽に移してみました。

す、すると・・・。

Ap.パヤミノニスとAp.ルエリンギ
あれ!?

Ap.パヤミノニスとAp.ルエリンギ
おやおや~

Ap.パヤミノニスとAp.ルエリンギ
あら~

Ap.パヤミノニスとAp.ルエリンギ
おいおい・・・

Ap.パヤミノニスとAp.ルエリンギ
・・・・・・・・・・・・・・・。

Ap.ルエリンギ/Rio Apere
土管から出てきた♀を見るとスッキリ顔・・・、じゃなくて上唇と頭部分が削れて白くなっていました。

♂にヤラれたのか、それとも土管の内壁で擦ってしまったのか分からないけど、変な病気に発展しなければ良いのですが。

この後パヤミノ爺さんを♀が待つ水槽に移しました。

今回の秘め事が♀にバレないように慎重に・・・(笑)


さて、この卵は今後どうなっていくのでしょうか。

今日卵を見たところ、先端の白い部分が無くなっていたので受精はしているようです。

この記事を読んでいる方の中には、『ハイブリッド!?神への冒涜だ!』なんて思われる方もいらっしゃいますよね。

確かにエクアドルとボリビアのアピストなので自然界では有り得ない組み合わせです。

でも世間に出なくて個人で楽しむ分には問題無いのかな・・・と。


浮上まで行くとも限らないし、まぁその時に考えましょう。

順調に行けば明日あたりに孵化すると思います。

もし浮上したら次回の記事で紹介したいと思います。

これと一緒に・・・

Ap.グッタータ/Rio Morichal Largo
今年は来なくてよかったのに・・・(>_<)


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